プラセンタについて
胎盤のことをプラセンタと呼んでいます。胎盤は、胎児を保護して健やかに成長させるため、妊娠中につくられる生命の源とも言える臓器です。妊娠中は重要は働きをしていますが、出産と同時にその役目を終えて体外に排出されます。そのため、プラセンタには受精卵1個をたったの10ヶ月程度で平均3kgにまで育て上げるのに必要なヒアルロン酸、コラーゲン、必須アミノ酸、たんぱく質、各種成長因子などが含まれています。
プラセンタ治療を行います
このようなプラセンタから抽出したエキスは、体内状況を調整する作用をもち、組織を本来あるべき状態に修復・再生しようとする大きな力【自然治癒力】を発揮します。また、お肌を整えたり、更年期障害を緩和する作用もあるため、更年期の治療に取り入れられています。プラセンタ製剤は厚生労働省で医薬品として認可されている注射剤が2種類(メルスモンとラエンネック)あります。メルスモンは更年期障害の45歳から59歳までの方に週2回(1アンプル/回)保険診療として適応があります。ラエンネックは自費診療になります。
プラセンタ製剤の安全性は確立していますが、プラセンタ注射を一度でも接種すると献血が出来なくなります。現在までのところでは、プラセンタ注射による感染の報告はありません。
プラセンタの主な効能
- 自律神経の働きを整える
- ホルモンバランスを調整する
- 組織を修復する
- 免疫力を高める
- 抗アレルギー作用
- 抗炎症作用
- 代謝を良くし、臓器や細胞の働きを活性化する
- 妊婦の乳汁分泌を促進する
- 肝機能を高める
- 活性酸素を除去する